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マッキンゼーが認めたブーメランの凄さ
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夏休み特集として、今日は厚紙でつくるブーメランを紹介します。
今回はイラストと文章を交互に使って、作り方と飛ばし方をていねいに解説します。
もともとのルーツは、ヨーロッパのお土産屋さんで売っていたオモチャが原点じゃないかと思われます。映画「ピンクパンサー」(たぶん、この映画だったと思うけど、自信なし。他の映画だったかも)で、バルサー材(?)でできた十字型ブーメランを投げるシーンがあり、ぼくはそれを見て「あんな簡単なものでブーメランが作れるんだ!」とびっくりしました。
その後、日本でも厚紙で似たようなものを作る人たちが現れました。ぼくもそれを参考に作ってみたのですが、失敗の嵐。
それらの資料には、厚紙で作ったブーメランの羽を山折りして、飛行機の翼のような形にするという仕組みが書いてあったんですね。
実際、飛行機や本物のブーメランの翼(羽)は、次の図のような形をしていて、翼の上下で空気の流れ方が異なり、ベルヌーイの定理によって、流速の遅い翼の下側から、流速の早い翼の上側に向かう揚力が生じます。
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これが、結果的にブーメランがもどってくる仕組みにつながるのですが・・・
ざんねんながら、当時【※1】の紙ブーメランの作り方に書いてある、羽を山形に折って飛行機の翼の真似をするという方法では、この揚力は生まれません。
というのは、紙を曲げただけでは、羽の上下の流線が上図のようにならないからです。
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翼の下側を平面の厚紙で被う方式も試してみましたが、あまりうまくいきませんでした。
仲間のすぎさん(今はパプアニューギニアの理科教育のために奮闘中)と、いろいろ試しているうちに、偶然本物のブーメランと同じようにもどってくるものができました。
ぼく「おかしいな。山折りにするタイプじゃ、もどってこないはずなんだけど」
すぎ「うーん。なにか、べつの要素がからんでいるんじゃないかな」
ぼく「ためしに、ブーメランの裏表を逆にして投げてみようか」
もし、山形によってブーメランの羽の前後の空気の流線が変化しているなら、ブーメランの裏表を変えて投げれば、揚力が反対向きに働くので、ブーメランの回る方向も変わるはずだからです。
すぎ「あれ、同じ方向に曲がった・・・って、ことは・・・ブーメランを裏表逆にしても変わらない性質があるということか・・・」
ぼく「ネジだ!」
天啓というやつでしょうね。
ネジの向きは、ネジの前後を入れ替えても変わりません。右ネジはどんな位置に置いても右ネジで、左ネジも同じ。持ち方を変えても変わらない性質は、ネジの性質に他なりません。
よく調べてみると、厚紙で作ったブーメラン、山形に折ってはあるんですが、それとはべつに、微妙に扇風機の羽根のような癖がついていました。
ぼく・すぎ「これかあ!」
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